2018年4月1日日曜日

新金線旅客化の考察(第1回)

先日予告として書かせていただいた葛飾区の新金線の旅客化計画に関して本日は金町駅について考察しようと思います。
 現在土休日に限り、金町~新小岩間で実証実験という形でバスを走らせています。
ただしルートとしては現在京成バスが運行している柴又街道を走る金町~小岩間のバスと同一ルートを京成小岩付近まで走行しているのであくまで参考にするには難しい面があると思います(後日調査のために乗車して詳細は書く予定です)。
金町駅南口のバス停 小岩行と同じ場所から出発する
金町駅にホームを設けるとしたら2つの案が考えられます。
一つは2003年に廃止となった三菱製紙中川工場専用線の引き込み線を利用した北口案
かつてここから東京理科大キャンパス方面に非電化の専用線が走っていた
この案のメリットは既にある程度の用地が確保されており、2面2線のホームの設置や車両の入れ替えが比較的用意な点です。
問題点はここから新金線に入るには常磐緩行線に快速線の線路を経由しなければならない点です。かつて利用していた貨物輸送であれば問題なかったのですが1時間に数本走らせるとなると輸送の大きな障害となるので、付け替えもしくは一部路線の新設が必要になりますのでそちらで多額の費用と時間がかかってしまいそうです。
もう1案は南側、ゲストハウス付近の保守・整備車両が止められているあたりに設置する案でです。
金町駅ホームから南側を望む
こちらのメリットは新金線からの発着が容易な点です。ホームを設置する場合は保線技術センター付近の駐車場あたりが妥当かと思います。
ゲストハウスと金町保線技術センターの中間地点
問題点としては。1つ目はここを列車の発着場にした場合、現在使用している保線車両をどこに移動させるかですが、その場合、先ほどの三菱貨物線の引き込み線を利用するという案が考えられます。また施設も同時に北側の変電所付近の空き地に移転させるというのも選択肢として考えられるでしょう。
2つ目は北口と比べた場合、JRからの乗り換えや改札がやや不便であるということでしょう。対策としては歩行者用の自由通路と改札の新設とでしょうが、費用がどれくらいかかるのかは不明です。ただ線路の付け替えと比べれば安価で済むと思われますので南口案がどちらかといえば個人的には有力な案になると思われます。
赤丸が北口案、青丸が南口案のホーム設置の有力な候補地
金町駅を出ますと、列車はまずは亀有側に向かい、中川の手前で線路は曲がって南側に進んでいくことになります。そして高架から地上に降り、新宿5丁目のローソンで最初の踏切があります。
新宿道踏切
ここから先はしばらく直線が続く区間となり、大小4つの信号を過ぎると最大の難所の1つとされる国道6号との交差付近です。同時に駅設置有力区間の新宿3丁目付近となのですが。今回はここまでとさせていただきます。

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