今回は最初の中間駅候補地である新宿(にいじゅく)の駅候補地に関しての考察となります。
こちらは国道6号の踏切の北もしくは南側に駅を設けることになると思います。
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南側から国道6号踏切をのぞむ |
まず国道6号付近にある周辺施設ですが最大の利用者が望める施設として、国道6号の南側に旧新宿図書センター及び道路補習課の敷地に2021年に移転してくる葛飾赤十字産院でしょう。
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葛飾赤十字産院移転先の旧新宿図書センター
金町駅前に葛飾中央図書館が移転するまではこちらが本館でした |
駅候補地のすぐ近くであるこちらに大きな病院が移転しますので、関係者及び患者と付添などの定期・定期外利用者の利用が見込めます。
余談ですがかつては黒字経営が続いていた三陸鉄道が赤字転落した要因に久慈・宮古市の病院が駅から離れた場所に移転したことが大きく関わっています。
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亀有警察署 |
北側の施設としても葛飾区の東側を管轄する亀有警察署があるのでこちらも定期・定期外の利用者が一定する期待できます。
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踏切南側
複線用地は確保されてはいるものの両サイドが道路になっている |
他にも定期外利用者としては新宿交通公園や周辺に複数存在する規模の大きい飲食店での需要が期待でき、定期利用者としても南部に葛飾商業高校が近くに存在する上に周辺はアパートやマンション、一戸建ても多数ある人口密集地なので潜在的な需要が大きい場所であると考えられます。
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柴又踏切から国道6号方向をのぞむ |
調査した限りでは駅の設置が比較的容易なのは柴又踏切と国道6号踏切の間、北側であると思われます。両サイドが駅ホームを設置するに幅の余裕がある点。また片側は道路であるものの、その向いが駐車場なので、ホームに余裕を持たせる場合には道路をずらすことが可能である点も強みと思われます。
一方で南側の方が病院や学校などの最寄であり乗客の利便性は高いので国道の横断を考えると利便性と駅設置の現実性を両立させるのに悩ましい点です。
妥協案としては踏切問題と合わせて、富山ライトレールのように上りと下りでホームを別にするという解決策も1つとして選択肢に入れるべきかもしれません。
その場合列車交換を兼ねて、最大の課題の一つである踏切遮断の時間短縮をも目的とする形となるでしょう。
余談ですが、駅名としては新宿(にいじゅく)では新宿(しんじゅく)との違いがわかりにくく、亀有警察署では亀有駅の近くと誤解されかねないので葛飾6号線もしくは葛飾赤十字産院前(6号線新宿)あたりが候補になるのではないでしょうか。
そしてここを過ぎると直線が続き、高砂方面へと向かっていきます。沿線は住宅地が続きやがて小松川街道踏切を過ぎると京成線の高架が見えてきます。
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小松川街道踏切から |
その先が新高砂駅として駅候補地として挙げれている場所になりますが、それは第3回目にて触れることとします。
以上にて第2回目とさせていただきます。
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