11月から京成電鉄の旧博物館動物園駅がアート展示会場という形で2月までの金・土・日に一般公開されています(年末は除く)。
見学そのものは無料ですが、入場に関しては当日10時から配布される整理券と指定時刻に入場という制限があり、その整理券の数も大分限られており、そのため午前中には配布が終了となる人気企画となっています。
前回整理券配布を知らずに午後訪問したため入れず仕舞いだったので、今回は配布時刻前に余裕を持って並びました。
そして配布された整理券の入場時刻は12時40分から13時。
2時間半以上時間が空いたので、まずは東京都美術館のムンク展を観覧・・・しようと思いましたが、40分待ちということで後回しに。
国立科学発物館に行き、そこで友の会に入会。とりあえず今日は本館の企画展を見学した後、ミュージアムショップでウィンドウショッピング。
11時半に早めに施設内のレストランに行き、特別展企画のランチプレートを注文。
友の会なら常時5%引きなので、今後もここを利用していくつもりです。
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特別展企画のなつかしのランチプレート |
そして12時40分ちょうどに入場。
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アナウサギ |
まず入口で巨大なウサギが地面にめり込んでいるという衝撃的なアートがお出迎えしています。
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昔と変わらない階段とその光景 |
そして新しく設置された扉の抜けると駅の階段です。廃止前からの落書きが新旧共に当時のまま残っています。これらを見ると廃止前の狂騒ぶりがよくわかります。
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掲示物と廃止決定後に書かれたとおぼしき落書き |
階段では建設当時から廃止後までの博物館動物園駅の写真がスライドショーで上映されており、投影機が設置されている机もアートになっていました。
因みにスライドショーの写真は
入口でちゃんとアルバムで見ることができます(撮影可)。
そして階段を歩いた先には平成にはもう使用されていなかった旧切符売り場にトイレのあった踊り場となります。そしてそこがアート展示会場であり、
今回一般公開されたエリアまでとなります。
その先の階段はアクリルの扉で閉鎖されており、入場することはできません。扉付近から撮影した末期の切符売り場と改札付近は今なお時間の止まっている場所でした。
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列車は今もひっきりなしに走っているが、ここだけは今も変わらない |
踊り場では上野に関連した、動物園の生き物に関してのアートを楽しむことができます。そんな感じですので見学時間は10分から長くても30分あれば十分堪能できると思います。
自分は気付いたら1時間滞在していましたが
戦前に駅が作られた関係上、当時は2両や長くてもも3両で充分だったホーム長。しかし、時が立つにつれて優等列車は6両や8両、普通列車でも6両が本線では主流となり、構造上ホーム延伸が難しく、4両編成でさえ両端部は短いステップという状態でした。
そのため普通列車6両も通過扱いとなり、もっぱら朝夕の4両編成固定である金町線の上野ないし金町行、金町線が全て押上行になる(当時)日中は本線を走るわずかな4両編成の列車だけが止まるだけ、しかも早朝や夜遅くは営業せず、日中は1時間に1本の時間帯もあるという極めて特殊な駅でした。
そんな駅でしたが、自分は営業していた頃に上野の森に行く際には基本上野行きの金町線を利用していたので2~3ヶ月に1度くらいの間隔で利用していたので大変身近で懐かしい存在でした。そのため廃止前に撮影した写真もまだ残っています。
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マイナーな動物園口 |
余談ですが、東京都美術館側に休止以前に閉鎖された動物園口もまだ残っていますので一緒に撮影されてみてはいかがでしょうか。
その後は今度こそ、ムンク展を見学。だいたい所要時間は1時間強あれば特別展は見ることができると思います。
こうして1日滞在上野の森は終わったのでした
因みに現在上野ではこれらの他にあのフランダースの犬でもおなじみルーベンス展や
図書カードの絵とかで有名なフェルメール展、科博では
戊辰明治150年企画の千の技術展もやあっていますので、これらも是非行かれてはどうでしょう。