3日目は普通列車に乗って平泉駅まで行き、平泉の史跡を観光。まだ世界遺産になる前の今よりも観光地ではあっても、どこかのどかさを残していた頃
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毛越寺庭園 |
まず最初は駅から近い毛越寺を見学。創建当時の礎石などの遺構や平安時代の今も残る浄土庭園が見どころ。
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古い画像につき非反転です |
昼食を済ませた後、中尊寺金色堂を見学。現在の金色堂は鉄筋コンクリートの建物に守られていますが、実は平安時代には早くも風雨から建物を守るための囲いのような物が作られており、鎌倉時代には今のような覆堂が作られたとのことです。中尊寺は金色堂以外の文化財の建物も複数ありますので、一番の観光スポットにあたるでしょう。
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高館から望む北上川と平泉 |
高館(たかだち)といったら松尾芭蕉の奥の細道でも語られている源義経終焉の地として有名な場所です。現在は義経堂が建てられており、毛越寺の境内となっています。
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発掘調査中だった無量光院跡 |
平等院鳳凰堂を模して作られ、かつてはそれ以上の規模を誇ったとされる無量光院は先ほどの中尊寺や毛越寺と違い、寺院としての機能は失われ、かつての島跡とそこに生える松や礎石、そして田んぼとなった池跡のみが残るという当時訪れた観光客からすると、大変物足りない場所であったと思われます。当時はちょうど発掘調査中で、史学科出の自分には興味深かったのでちょっと覗かせていただきました。田んぼに水が張られている時期はかつての雰囲気を偲ぶことができるのかなぁ・・・と訪れた際に思った次第でした。
現在は復元が進んで田んぼが池に戻されつつあるみたいなので、当時は原っぱであった藤原氏館も含めて当時よりも奥州藤原氏往年の史跡として楽しめるような環境が整いつつあるみたいです。機会があれば再訪してみたいですね(個人的には行く前に登録されてしまった石見銀山と違い世界遺産になる前に一度行けたのは良かった気もします)。
この後は一ノ関を観光したり、盛岡市内を散策しました。そして東横インで3泊目。
そして岩手観光最終日は二戸・久慈へと移動します。
本日はここまで。
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