2018年11月20日火曜日

中央線特急自由席廃止に思うこと

この時間なので手短な投稿になりますが

この度、常磐線のひたち・ときわに続いて、あずさ・かいじに関しても全席指定席化されるとのことです。
全席指定席化のメリットは
①自由席と指定席との料金格差がなくなる
②自由席の占有問題がなくなる他、指定席数が増やせる
③繁忙・閑散期の上下がなくなる(現状における在来特急では)

一方デメリットは
①指定席が満席でも始発駅から並べば座れる可能性が完全になくなる
②指定席確保のために旅先で時間の制約ができ気軽な旅がしにくくなる
③割引制度がネット予約やクレカの事実上の強制となること

です。
全席指定席化は歓迎する向きもあるみたいですが個人的は否定的です。
今年は夏・秋とかいじとあずさ号をそれぞれ1往復利用しました。
行きはあらかじめ指定を取って乗車しました。しかし問題は帰りです。
どちらも帰る時間を想定していなかったので帰りに適度な時間が空いていれば抑えようと現地の券売機で空席を確認。しかし、どちらも行楽シーズンということもあり多くの列車が指定席が満席でした。かいじは午後のほどよい時間を見つけて確保できましたが、あずさは午後は永遠と満席状態であり、結果として自由席待ちをして無事松本から終点まで座って帰ることができました。新幹線はまだしも在来線での全席指定席化はそういった旅のゆとりを奪う結果にも繋がります。国鉄がかつて特急は全車指定からわざわざ自由席を設定し、L特急を作り上げたのとはむしろ逆行する流れともいえます(更にいうとかいじやときわは本来は大半が自由席だった急行を車両を置き換えた際に格上げした列車であり、全席指定は従来の利用者のニーズ的に合わないはずです)。
自分のような自由気ままな旅の利用客の意見は無視してもそこまで問題ないのかもしれませんが、これが通勤・通学利用者であればもっと切実な問題です。特に学生時代、取手以北の常磐線利用者で夕方以降の普通列車の混雑と本数に悩まされて、フレッシュひたち回数券が必須アイテムになっていた人を知っています。
特に仕事の帰りの人は決まった時間の列車で帰宅なんてとても無理な話です。
ホームライナーの廃止を含めて、通勤利用時間帯の特急まで全車指定席化するは本当に利用者のメリットになるのか。考えてほしいものです。
最後に良記事なのに最近何故かグーグル検索から弾かれているこのブログを紹介して終わりとさせていただきます。

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