2018年5月9日水曜日

北海道旅行その2(夢の跡)

その1から続き
糠平の宿で朝食後、チェックアウトしてタウシュベツ川橋梁の見学ツアーに参加。
この日は強い雨の降りしきる寒い1日。
しかし無事にツアーは決行され、水が完全に引いている状態のタウシュベツ川橋梁を見学できました。
タウシュベツ川と共に
昨年新たな崩壊部分が発見され、繋がっている状態は見納めかと懸念されていましたが、幸い冬は早い段階で凍結したことで損傷部分まで水面が上がってこなかったため今年も無事原型をギリギリ留めた状態で橋は残りました。
反対側から かなり崩壊は進んでいる
しかしながら状態は年々悪化しており、本当に今年が最後になってもおかしい状態です。
GW期間中は発電のために放水されているので橋の下まで行けますが、これから少しずつ湖に橋脚が沈んでいきます。その状態の橋もまた訪れてみたいなと思いました。
その後は旧幌加駅や第五音更川橋梁などを見学
幌加駅跡
士幌線の糠平~幌加~十勝三股間は極端な過疎化が進んだ結果、国鉄末期には赤字ローカル線でも初めてバス代行に切り替えられるほどの場所となりました。
そして現在では十勝三股はわずか2世帯。幌加地区は完全な無人地帯となり急速に大自然に戻ろうとしています。その光景の中で唯一手入れが行き届いている旧幌加駅の光景はむしろ、道化にすら感じられるほどに・・・。
無筋コンクリートの第五音更川橋梁
士幌線は昭和62年に廃線となりましたが、糠平以北はそれ以前に休止状態となったことで橋脚などの撤去が難しくなり、皮肉にもその美しいアーチ橋群が多く残ることとなり、ここを訪れる人を楽しませてくれます。
廃線跡から糠平川橋梁を望む
ツアー参加終了後は昼食を取り、ぬかびら源泉郷周辺を散策。
廃線跡を歩き、糠平川橋梁(新線)を渡った他、上士幌町鉄道資料館や無料で楽しめるひがし大雪自然館を見学しました。
上士幌町交通記念館
今回は雨と時間的な都合上、その他のアーチ橋は見ることが叶いませんでしたが、また訪問して、今度は全てを見て回りたいと思いました。
帰りは16時55分のバスで再び帯広駅前へ。
そして宿にチェックインし、繁華街で夕食を取って一泊しました。
続く。

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