2018年5月24日木曜日

ひたちなかでレトロ気動車が走っていた頃

子供の頃は新しいピカピカの車両に時めいていましたが、年を取るにつれてレトロ車輌の趣に心を奪われるようになっていった自分。
近場の日本最古参レベルの気動車が走る鹿島鉄道はそんな自分にうってつけの路線でしたが、廃線に。そんな折にやや遠くはなったものの、鹿島鉄道までは古くはないものの様々なレトロな車輌の走る茨城交通湊線。そして経営移管したひたちなか海浜鉄道は私の心を躍らせたものでした。
キハ205
今もひたちなかで唯一走り続けているキハ205。唯一現役で走っている国鉄キハ20形でもあります。今でも栓抜きなどが残っており、それを活かして運行時にはビンコーラなどを販売しているそうです。
最近は運行する機会は限られていますが、まだまだ頑張ってほしいものです。
今は解体されたキハ200
自分が乗りにいった頃は既に引退済みであった鹿島臨海鉄道からの移籍したキハ200形組。こちらは先頭の雰囲気こそ近代的でしたが、他の設備面でキハ205等より劣っていたために先に引退。那珂湊駅で放置され、さび付いた姿が印象的でしたが、後年大半が解体されたものの1両だけ今も残っているそうです。
準急色が印象的だったキハ2004
キハ22形と共に北海道からの転属組だったキハ2000形。
上のタイフォンなどと共に国鉄の車両のコピーながら出自が私鉄である留萌鉄道故に独特の構造が印象的な車両でした。
お気に入りだったキハ222
羽幌炭鉱鉄道からの移籍組キハ22形。豪雪地帯仕様として旋廻窓を有する珍しい気動車として知られていました。この車両の引退をもって旅客車両から旋廻窓は全て消えることとなりました(機関車ではまだ健在)。青の国鉄色が印象的でした。
今は羽幌炭鉱鉄道時代の塗装に戻されて、個人所有となった1両と共にキハ222は那珂湊にて鉄道神社としてご神体として保存されるそうです。
東日本大震災や古い車両の引退などで近年では行かなくなってしまいましたが、またキハ205系に乗れる機会があれば、那珂湊のおいしい海産物も食べるのも兼ねて、行きたいものです。

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